違法ティーン

英語:jailbait

直訳すれば「監獄への餌」。法律的には違法だが、多くの成人男性が性的魅力を感じてしまうような未成年女性(および、その画像・動画)を指す俗語。「違法ティーン」は本書の独自訳。

このへんの法律や文化は、英米と日本ではかなり違うので、事情を知らない読者にとってはややわかりにくいかもしれない。特に、ティーンのポルノやセックスに関する線引きの厳しさの感覚がだいぶ違う。

本書にもある通り、イギリスの性的同意年齢は16歳、アメリカでも16歳~18歳(州によって違う)で、成人がこの年齢未満の児童とセックスすると、「法廷強姦」といって即レイプ扱いになる(実際には和気藹々とやっていたとしても)。日本でそれに相当するのは、刑法117条の規定で13歳未満である。だから、日本では13歳~15歳の児童とセックスしても、淫行条例とかにひっかかるだけだ。

違法ティーン」のポルノが「Jailbeit(監獄への餌)」などと呼ばれるのも、そういう厳し い線引きの表れだし、洋物のポルノに「Barely Legal(ギリギリ合法)」というシリーズがあるが、これもそういう厳しい線引きを逆手にとったタイトルだ。一方、日本では最近まで「女子校生」物の AVが堂々と出回っていたぐらいで、そのへんの線引きの感覚がやや緩いのは否めない。

本書のように、「合法的ティーン」とか「違法ティーン」とかが問題になるのは、そういう線引きの厳しい法律・文化が背景にあるからこそである、ということをご理解されたし。

参考:Wikipedia英語版 - Jailbait

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