合法的ティーン

英語:legal teen

法律的にポルノに出演することが合法である年齢のティーン、または、そのようなティーンが出演しているポルノのこと。本書で主に扱われているイギリスの法律では、「2003年の性犯罪法(Sexual Offences Act of 2003)」により、18歳未満のポルノ出演が違法になっているので、18歳および19歳が「合法的ティーン」ということになる。

このへんの法律や文化は、英米と日本ではかなり違うので、事情を知らない読者にとってはややわかりにくいかもしれない。特に、ティーンのポルノやセックスに関する線引きの厳しさの感覚がだいぶ違う。

本書にもある通り、イギリスの性的同意年齢は16歳、アメリカでも16歳~18歳(州によって違う)で、成人がこの年齢未満の児童とセックスすると、「法廷強姦」といって即レイプ扱いになる(実際には和気藹々とやっていたとしても)。日本でそれに相当するのは、刑法117条の規定で13歳未満である。だから、日本では13歳~15歳の児童とセックスしても、淫行条例とかにひっかかるだけだ。

違法ティーン」のポルノが「Jailbeit(監獄への餌)」などと呼ばれるのも、そういう厳しい線引きの表れだし、洋物のポルノに「Barely Legal(ギリギリ合法)」というシリーズがあるが、これもそういう厳しい線引きを逆手にとったタイトルだ。一方、日本では最近まで「女子校生」物のAVが堂々と出回っていたぐらいで、そのへんの線引きの感覚がやや緩いのは否めない。

本書のように、「合法的ティーン」とか「違法ティーン」とかが問題になるのは、そういう線引きの厳しい法律・文化が背景にあるからこそである、ということをご理解されたし。

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