このサイトについて
このサイトは、「闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏世界の内幕 」という書籍の「準」公式サイトです。この本は、「The Dark Net: Inside the Digital Underworld」という洋書の和訳で、その和訳を担当した訳者である星水裕がこのサイトを作成・運営しています。そういう意味では公式サイトに近いのですが、原著者や版元とは無関係にあくまで個人の責任でやっているので、その意味で「準」をつけています。
星水がこのサイトを作った理由は、もちろん自分が訳した本だからというのが第一ですが、純粋に一読者として読んでも結構いい本だと思ったからでもあります。ですが、版元のプレスリリースやネットのレビューなどを読んでも、今ひとつ本書の魅力が多くの人に伝わりにくいように思いました。そこで、この本を読み込んでいることに関しては、日本でも数本の指に入るという自負を持つ(訳者なので当然)星水が、本書の魅力がより多くの人に伝わるような補足情報を提供できればと考えたのです。もちろん、本書の対象はあくまで専門家ではなく一般読者であり、普通の人が気軽に読んでも十分楽しめるはずですが、多少の背景知識がないとわかりにくい部分もあり、多くの背景知識があればより深く楽しめる本でもあります。
なんだかんだキレイ事を書いてるけど、要するに宣伝だろ? と思う方もいるかもしれません。近年のネットの世界では「嫌儲」などという言葉が流行し、他人の金儲けにつながるアフィリエイトリンクなどを物凄く嫌う人もいるようです。ですが、この本が売れるたびに、訳者の星水にお金がガッポガッポ…というようなことを想像されているとしたら、それは単純に事実と異なります。まず、この翻訳の料金は印税ではなく買取、つまり、翻訳納品時に一括で決まった料金が支払われて、それで終わりです。その上、その買取の金額自体、相場と比べてかなり安い金額です。また、このサイトの作成・運営の費用、サーバーのレンタル料なども、すべて星水個人の自前です。ですから、少なくとも純粋な金銭面だけで言えば、このサイトのおかげで星水が得することはほとんどなく、むしろ損ばかりと言っても過言ではありません。もちろん、本書のおかげで星水の訳者としての評価が上がれば、間接的に得することはありえますが。
もちろん、時間と労力をかけて訳した本ですから、無意識のうちに情が移っていることは否定しませんし、完全に中立な立場で書いていると主張する気もありません。ですが、よくあるアフィリエイトサイトのように、売らんかなの姿勢丸出しでやっているわけでもない、ということは一応表明しておきたいと思います。サイト内には、アフィリエイトリンクが貼られている場所も少しはありますが、そんなのは月何円ほどの金にしかならないのは最近の常識で、星水もまったく期待しておらず、形式的に貼ってるだけでありまして、そんな雀の涙ほどの金もやりたくない、という方は、無理にクリックしていただかなくても結構であります。
いろいろ余計な口上を申し上げましたが、当サイトのコンテンツがなんらかの形でお役に立てば、これに勝る喜びはありません。
星水裕